我らは自由な冒険者(王だぁ!!感想)

Wii Ware。
それはWiiでDigital購入できるGame群である。
今回はその中からポイソフトが発売した戦略Game「王だぁ!」について書いていこう。

・特徴

全体の内容はごく普通の地域占領型戦略Gameである。あることを除いて。
このGameの世界観は少し昔の”RPG”のようである。(FCとかSFCの)
RPGといえば登場するのは・・・勇者たちだ。(複数形)

彼らはそれぞれの欲求に従って大陸を放浪している。
町で買い物をしたり、迷宮に挑んだり、遊んだり・・・そして勇者同士で争ったり、盗みを働いたり・・・んん?
なんてことだ。彼らの物欲の対象となるのは自分を含む国々の財産であり、彼らが嫉妬する他の勇者は自分が好きな勇者かもしれないのだ。

彼らは傭兵のように厄介である。
だが、こっちの気も知らないで気ままに動く彼らは時折子供のようにも見えておかしくもある。

こちらから勇者に大して働きかけることもできる。
報酬と引き替えにRandom eventを解決してもらったり、戦争の手助けをしてもらったり・・・
あまりに自分勝手なやつがいれば、牢屋にぶちこんでしまうこともできる。

自由な勇者と国の支配者。Playerはそのどこか割り切られた奇妙な関係を体験することになる。

ところで戦略要素だけを見た場合、内容は一昔前のGameのように乏しい。
ではどこに見所があるのだろう?もう答えは書いたようなものだが続けよう。

・戦略Game

わがままな勇者がいた。腕は無いくせ報酬はしっかりと請求するやつだった。
俺はこいつが好きではなかった。

しかし時が経つにつれて彼も成長していき、依頼をこなすようになった。
それどころか誰に言われるでもなく自分の国を災いから救うようにまでなった。

いつの間にか彼の「好きな国」は自分の国になっていた。

嬉しかった。そして思った。
これは育成Gameなのだと。
楽しみは勇者たちの無垢で身勝手な行動を見守り、振り回されることであり、戦略Gameはそれを盛り上げる場に過ぎないのかもしれないと。

・問題
うむ、これは戦略がおまけについた育成Gameであるとしよう。
かといって各所に散らばる問題は見逃せない。

まず操作性がかなり悪い。
軍事行動をするのにも、内政をするのにもとにかく沢山操作しなければならない。
特に人材の並び替えや行動の一括指定があればどれだけ楽だっただろうか。

情報の表示もかなり荒削りで必要な情報を得るために何度も画面の切り替えをするハメになることがある。
うーん、情報の数が数だけに仕方がないのかもしれないが・・・Console Gameで情報Windowを複数出すのは難しいのだろうか。

時折発生する名付け、あるいは改名Eventも面倒だ。
これは住民や新しい勇者に名前を付けてやるという一見楽しそうなEventだ。
ただ発生頻度があまりに高すぎるのだ。

・最後に

戦略Game。でもなんだか心は子供の遊び相手。
あるいはIdolへの一方的なApproach。(脳裏に浮かんだ文だけど意味が分からん。)

自分の力で国や世界を操りたい!という場合はこのGameはやめておこう。
もちろん、手強い戦略Gameを期待してやると物足りないだろう。

なにを楽しむのか?
それはかつて遊んだRPGを回想し、その世界ならではのお約束を楽しみ、王様の気持ちを思うこと。
そしてわがままな勇者たちの生き様と成長を見守ることだ。

もしFCやSFC時代にRPGを楽しんだ思い出があればこの「王だぁ!!」を試してみるべきである。
その記憶こそがこのGameを楽しむのに一番必要なものだからだ。

・購入について

Wii Wareで1000円。
購入はCredit Cardあるいは店頭で購入できるWii Pointを使用することで可能。
容量はそれほど大きくないが、気になる人はSD Cardを用意しよう。

ちなみに6月中旬にはこのポイソフトから「僕も世界を救いたい」という新作が発売されるとのこと。
GenreはRPGのようだが本作とは世界観が共通しているようだ。
その感想も気が向けば書くかもしれない。(でもこういうことを書いた場合は大抵書かない。)


○外部リンク
公式サイト

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