Distant Worlds 最初の印象

○【MoO】宇宙系ストラテジー総合3【GalCiv】 >>574

>Sinが前線で戦う銀河皇帝って感じならDistantは皇帝の座から一歩も動かずに帝国を見守るって感じ

本作の購入を決めた一文。

distant worlds title

随分前にセールか何かで購入したDistant Worldsを遊んだ。
Distant Worldsは、宇宙に銀河帝国を築き上げるリアルタイムの4Xストラテジーである。

細々とした要素は置いておいて…目に留まるのはそのスケールの大きさだ。
本作のマップには、それが最小の規模であっても100以上の太陽系、1000以上の惑星が登場する。
私の知る中では最大の数だ。

この数字を見た人は、世界が馬鹿でかいだけの退屈なゲームを考えるかもしれない。
事実私がこれまで関心を持たなかったのも、意味もなく宇宙が広い乱雑なゲームに思えたからである。
(例えゲームでも大国家の操業は煩わしいものだ)

はっきり言って、一万や二万の領土をリアルタイムで管理することなど、普通は不可能である。
歴史上の支配者が体制を保てたのも、最適な統治システムと優れた行政官があったからこそである。
しかしゲームでそんなことを望めるのは、MMOの大型ギルドか、友人とのCo-opゲームにおいてのみだろう。

では、人間以外に管理させてしまえばいい!…というのがこのゲームである。

○銀河帝国
dw_galaxy

Distant Worldsでは、国家の運営に必要な全ての行動をAIに委任できる。
艦艇の行動から外交、内政、研究、建造、全てである。
これを最大限に利用すれば、極端な話プレイヤーが介入せずとも帝国が発展していく。
(追記:稀に起こるイベントの選択肢や一部の外交は、委任状態でもプレイヤーが決定しなくてはならないようだ。)

Distant Worldsの世界はどんなに頑張っても管理できるサイズではない。
しばらくプレイした後に、本作は何をAIに任せるかではなく、何を自分で操作するかを選ぶゲームではないかという結論に至った。
プレイヤーがやることは、この諸行無常の宇宙を見通し、国家の成長を助けてやることなのだ。
(AIはちょっとバカなので、よく過ちを犯すのである。)
いうなれば、各地の行政や将軍を見張り、指針を示すようなものだろうか。

dw game

勿論やる気があればあらゆる仕事を自分でこなして独裁を満喫することもできる。
一方で大半の仕事をAIに任せてしまい、星系一つ、艦隊一つだけの操作を担当し、
世俗とは無縁のまったりゲームを楽しんでもいい。
これまでの宇宙ストラテジーとはまた違った、その時の気分で遊び方を変えられるゲームだ。

また多くの働きを委任できるおかげで、他の戦略ゲームに比べ、基本を理解できるまでのハードルが少し低くなっている。

dw design screen

一般的な戦略ゲームにおいて苦しい段階は、その全様を学べるまでのラーニングカーブである。
基本行動を頭に叩き込めるまで、この手のゲームはあまり楽しくないものだ。

しかし本作では、全てが出来なくともゲームを進められる。
じっと流れを観察してもいいし、気が向いたときにやりたい所だけ弄ってもいい。
自分の技量に応じた干渉が出来る。

○なんなのか。

良くも悪くもとろいゲームである。歴史はただゆっくりとしか進んでくれない。
勝利を巡る一瞬の情熱を感じ取ることはできない。
他のゲームのバックグラウンドに動作させておいても平常時であれば扱いきれるくらいだ。

dw neutron star

しかしながら、宇宙の巨大さ、果たしなさをよく知らしめてくれるゲームである。
プレイヤーに構わず世界が回っていく不条理、把握できない情報量…
ここでは操作量ではなく、君主としての腕前と目利きを試される。

もしかすると、これは戦略ゲームではなく、銀河帝国をシミュレートするゲームなのかもしれない。

ちなみに現在このゲームには二本の拡張版が発売されているが、現在私が所持しているのは無印だけである。
無印の内容に飽きたら、これらを買ってまた何か書くつもりだ。


○公式サイト
Code Force, home of Distant Worlds

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