Phantasmaburbia発売

phantasmaburbia's title

先日のハロウィンに『Phantasmaburbia』が発売されました。
ペンシルバニアに住むアメリカ人によって作られたRPG、俗に言うJRPG風のゲームです。
今回は本作の内容を簡単に紹介していこうと思います。
(ゲームはクリア済みですが、まだ分からないところが多いので、間違いにはご注意ください)

○ゴーストバスターズ
phantasmaburbia yoshi.

物語のあらすじは一行で説明できます。
『悪魔のせいで町に幽霊が現われた!仲間の幽霊と一緒にそいつをボコりに行こう!』
極めて単純明快です。

舞台は最初から最後まで一つの町(アメリカの何処かの地方)であり、その外に出ることはなく、登場人物も実質的に八人のみです。
大冒険!といった様子ではなく、一晩のオバケ退治といった感じです。
ゲームの目的は、首尾貫徹『悪魔をぶっ飛ばす!』で、統一されていて潔いです。

ptb sophie

刀を振り回す無口な日系人、陰険な菜食主義者、気弱なゲーマー、執筆少女の人間4人に、
それぞれの守護霊になる、先祖の侍、アメリカ先住民のシャーマン、夫を殺した女、死んだ子どもと、登場人物の特性は現実に則していながらも、どこかチグハグであります。
その非統一感から生じるそれぞれのキャラクター同士の会話は面白いです。

ところで、アメリカを舞台にしたRPGというと、多くの人はMOTHERを連想したかもしれません。
実際のところ、このゲームの制作者はMOTHER(EARTHBOUND)の愛好者らしく、所々にそのオマージュが見受けられます。
(たとえば、OPはMOTHER2、最初の戦闘までの流れは明らかにMOTHER1を意識しています。)

○SFC風味のRPG
ゲームシステムは、同一の作者が過去に制作したRPG『Dubloon』の改良版です。

ptb battles

敵との遭遇は、いわゆるシンボルエンカウント形式によって生じます。

戦闘はFF4-9ような半リアルタイム制ですが、特定の技を使用したり、使用されたりした際には、簡単なアクションが要求されます。
マウスを上下に動かすことで攻撃力を増幅させられる技があったり、敵の放った魔法をクリックすることでそれを無力化できたり。
実用性云々よりはむしろ、特別な技の演出として作用しています。

ptb battles

ゲームバランスは易しめです。
クセのある行動をする敵が多く、ただ殴っていれば勝てるというわけではありませんが、
ほとんどゲームオーバーにならずに最後まで行くことも可能でしょう。

幽霊がたむろする無人の街が舞台ということで、道具の売買はなく、すべては拾い物で賄われます。
持てる道具の数は限られているので、不要な物を次々に捨てていくことになります。
育成要素は薄く、どの技を誰に覚えさせるか、といった選択があるくらいです。

ptb puzzles

各ダンジョンには、動物を操ってスイッチを押させたり、光源を動かして暗闇を照らしたりといったパズルが設置されています。
これらはボスより強敵です。
パズルが嫌いな人は回避すべきでしょう。

物語の進行は一本道ですが、二者択一の選択がいくつかあります。
例えば、ダンジョンAをクリアすると、ダンジョンBがクリアできなくなり、Bのダンジョンで手に入るモノは消滅してしまったり。
また、結構な数の寄り道があるので、レールに乗せられている気はしません。

ptb a ghost

一度ゲームをクリアすると、そのデータの一部を引き継いだ状態で新しいゲームを開始できます。
(強くてニューゲームみたいなやつですね。)
クリア後に探索できる隠しダンジョンがあるとの噂ですが、そこはまだ未確認です。

○注意点:作者が制作したゲームとの関係
本作を遊ぶに当たって注意すべき点が一つあります。
それは、物語の核心部分が、この作者が過去に制作した『Escape From The Underground』というアクションゲームに深く関係しているということです。
そのゲームを遊んでいなくても置いてきぼりになることはないように、該当する場面ではそれに関する説明がなされますが、可能であれば事前に遊んでおくことをお勧めしたいです。

○小さいものの密度は高い
パズルが多いダンジョンといい、アクションが要求される戦闘といい、王道的ながらも驚くような展開がある物語といい、
SFCのRPG、具体的には、ライブアライブ、エストポリス、マリオRPG、ゼル伝あたりのRPGを思い出す内容です。
(MOTHERっぽくはありません)

ptb a temple

一周のクリアに要した時間は8時間ほどでした。
『プレイ時間』という観点から見れば、本作は決して大作ではありません。
しかしながら、その10時間には、隙間がないくらいに、イベントと、ダンジョンと、戦闘と、パズルが詰めこまれていました。
おかげでずいぶんと充実したゲームだったと思えて満足しています。

紹介ということで、今回はこれくらいに!
詳しい感想などはまた今度書きます。(隠しダンジョンを見つけてから!)


○公式サイト
Phantasmaburbia
○関連記事
新作を待つ 諸々のゲームの感想(Phantasmaburbiaの作者が過去に制作したゲームの感想)

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