行くべきところへ 孤島のリグレ紹介

孤島のリグレ タイトル

ファミコン時代のRPG。そこには確かな冒険があった。
その特徴的な細い音色と、小さなドットによる画面はゲームを遊んだ人に、いや遊んでいない人でさえ特別な印象を与えるものに違いない。
ドット絵風の表現や、チップチューンという音楽ジャンルが成り立っていることがそれを証明しているのかもしれない。

そして孤島のリグレはそんなファミコンのRPGが甦ったかのようなゲームである。
孤島のリグレ マップ

このゲームのグラフィックと音楽は本物と見間違えるほどファミコン風だ。
この環境は、プレイヤーを昔に回帰したかのような、懐かしくも新鮮な気分にさせてくれる。

システムの基本はドラゴンクエストなどで知られているフロントビュー戦闘のRPGだ。
難易度はまさしくかつてのRPGの基準である。
高いエンカウント率、容赦なく殺しにかかってくる雑魚敵。
戦いは緊迫し、ただ攻撃しているだけでは決して勝利できない。

ただ、序盤からあまりに厳しいため、難しいRPGが苦手な人は出だしで行き詰まってしまうかもしれない。
加えてRPGツクールの仕様で全滅した場合はメイン画面に戻される。セーブには注意しなければならない。

一方で少し変わったレベルアップシステムがゲームを一風変わったものにしている。
このゲームでは普通の敵を倒してもレベルが上がらず、それには特定の場所に潜んでいるレアモンスターを倒さなければいけない。
RPGの基本作戦である「経験値稼ぎ」が通用しないのだ。

孤島のリグレ モンスター

レアモンスターの場所を特定するための情報は曖昧な上に、世界には行くことを強制されない場所がいくつもある。
プレイヤーは考え、自分の意志で各所に足を運び、試してみなければいけない。
それだけにレアモンスターと遭遇できたときは嬉しく、この過程には発見する喜びがある。

ただ、人によってはレアモンスターに気づかず先に進めてしまい、敵を倒せずに行き詰ってしまうことも起こりうる。
そういう場合はあちこちを探し回らないといけないのだが・・・
こういった自主的な探索が好きかどうかが、ゲームを楽しめるかどうかの条件かもしれない。

収入は敵が落とすアイテムの売却金である。
売却可能な店は大抵町の入り口近くにあるため、それほど面倒に思うことはないだろう。
ただ、敵は必ずアイテムを落とす訳ではない。特定のアイテムが出るのを待つのはしばしば面倒になるかもしれない。

孤島のリグレ 会話

ストーリーもファミコン時代のRPGようにあっさりしたものになっている。

「良いね!長ったらしいイベントは嫌いなんだ。」
私も同じ意見だ。
しかしそれにしてもこのゲームのストーリーは分かりづらいところがある。

始めのうちは問題ない。
しかし仲間が増え、物語の全体像が見え始める頃になると話の勢いが急激に加速する。
短い間に次々と謎が明かされるため、プレイヤーは理解する間もないままエンディングを迎えてしまうかもしれない。

・おわりに

孤島のリグレは古き良きシンプルなRPGの楽しさとその当時への回帰を与えてくれる。
それは行き過すぎている訳ではなく、懐古主義者でない者も十分に楽しめる余地が残っている。
確かに高い難易度は人を選ぶし、理解しづらいストーリーは少し惜しく思える。

しかしそういったものを容認でき、近年の複雑なゲームが苦手であったり、自分で難関を突破することを楽しめるのであれば
このゲームを遊んでいる時間は充実したものになるはずだ。
勿論、8bit音楽やドット絵が好きな人にとってもだ!


○外部リンク
孤島のリグレ 公式サイト

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