Ren’Py 10周年

Ren’Py誕生10周年おめでとう!
現世をさまよう、全コミュニティの未来が輝かしいものでありますように!

10年前の2004年の2月6日(米国時間で5日)、Lemma Softのフォーラムで、あるADVエンジンのテスト版がリリースされた。
そのエンジン、Ren’Pyは以来アップデートを重ね続け、今日では英語圏で最も知られたADVエンジンとなった。
かたわ少女も、Bionic Heartも、Fading Heartsも、Date Warpも、Analogueも、Ren’Pyエンジンを使用したゲームであった。

このエンジンがコミュニティにおいてどんな役割を担ったか、それは私には分からない。
ただ、私がRen’Pyの存在を知ってから今日までの4年間、このエンジンの名を見かけなかった日は400日もなかったということは断言できる。

Ren’Pyの10歳の誕生日!と言ったものの、実のところ、国内におけるRen’Pyの知名度はそれほど高くない。
そもそも英語圏のADVやVLの存在すら、いくつかの数タイトルを除けば、ほぼ周知されていないのが現状だ。
そこで今日は、英語圏の日本風ADV/VLゲームの情報を得る方法を紹介してみることにした!

さて、英語圏の日本風のADV/VLのコミュニティは非常に小さい。
著名な情報サイトだけを見ていても、捕らえることができるのは有名なタイトルばかりで、それもやや鮮度が落ちていることが多い。
より素早く、目新しい情報を掴みたいのであれば、もっとピンポイントにダイブしなくてはならない。

Lemma Soft Forum
2003年、ここは当初、日本風ADV/VN(以下、単にADVと表記)制作者、Scott Kingさんのゲーム公開サイトだった。
サイトで公開されていたのは”Tales of Lemma“という短編ADV一作だけだったが、サイトに併設されていたフォーラムにはADV愛好者たちが集い始め、2008年頃には英語圏最大級のADVのコミュニティサイトとしての地位を確立した。
(なお、Scottさんは後に“Shoujo Attack!“という作品もリリースしており、現在もこのフォーラムで活動を続けられている。)

このフォーラムでは日々、開発者らは、完成したゲームの発表をしたり、互いに意見交換をしたり、制作メンバーを募集したりし、ユーザーらはプレイしたゲームの感想を書いたり、新作の情報を教えあったりしている。
インディーゲームコミュニティにおけるTIG Sourceのようなものだと考えてもらえばいい。

これ以上、情報集めに適したサイトがあるだろうか!
ここを観察していれば、英語圏のADVの50~60%はカバーできるといっていいだろう。
だが、問題もある。この巨大なフォーラムを読み続けるのはとても大変なのだ。
そうでなくても、生の情報を消化するのは難しい。ちょっとは火の通した情報も読まなければ、頭を下してしまう。

Ren’Py Games List
ここはRen’Pyのオフィシャルサイト内にある、Ren’Py製フリーゲームをまとめたページである。
更新頻度は高くないが、数年以上前に公開されたゲームの情報も集められるので、一見する価値はある。
すぐに分かるように、習作、傑作、二次創作、パクリ、糞ゲー、ネタゲーが入り混じった玉石混合のリストだ。
注意深く探索しなければ、たちまち神経のヒューズが飛び、正気を失ってしまう。

Indiedb.com
みんなが愛するModDBの分身だが、ここでプロジェクトを発表しているADV開発者も少なからずいる。
もちろん、ここはADVだけを扱っているサイトではない。
Ren’Pyで制作されたゲームなら”Ren’Py”タグで検索するだけでいいが、あらゆるゲームがRen’Pyで作られているわけではない。
他のゲーム情報は様々な検索ワードを打ちこんで牽引しなくてはいけない。

DeviantART
英語圏に君臨するていこ…いや、創作コミュニティサイトで、多くのイラストレイターが参加している。
多くのイラストレイターがいるということは…、そう、イラストレイターが関わっているゲームの情報も流れているということである!
欠点としては、ゲームに関わる情報の割合は、サイト全体を地球だとすれば、地中海ほどもないので、効率は非常に悪いという点である。
あちこちに佇む美しい/かわいいイラストに魅了され、本来を目的地を見失って座礁してしまう危険性もある。

○その他色々
個々のゲームのフォーラム、ブログ、Twitter、Facebookなど、こういった場所にも情報は眠っている。
ただ、とにかくノイズが多いので、狙った情報だけを抽出するのは難しい。
最悪の場合、情報の渦巻きに飲み込まれてしまい、二度と戻ってこられなくなってしまう。

以上である。
なんにせよ、情報集めもがいいが、それに没頭しすぎてはいけない!
(私の自省である。私は何度も道に迷い、数え切れない時間を無駄にしてしまった!)
大事なのはゲームをプレイして楽しむことだ!

改めて、おめでとう!

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