Zeiva Inc、Anicon (Animal Complex)の体験版を公開(その1)

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Zeiva Incが新作ゲーム「Animal Complex」、略称「Anicon」のDemo(体験版)を公開しました。2014年の6月の「Voices From The Sea」の公開以来、既存のゲームのアップデートはあったものの、新作は途絶えていたので、やっと来た!という感じがします。

「Anicon」は今までのZeivaゲームとは違い、登場するキャラクターのシナリオ(謂わゆる個別ルート)を個別に制作し、それぞれ単体として販売していく予定だそうです。今回出たのはその第一弾「- Cat’s Path -」。とりあえず第三弾まで作ることは既に決まっているようですが、最終的に第何弾まで作るか、つまり、何人分の個別ルートを作るかは売り上げを見て判断するとのことです。

これまでにZeiva Incが完成させた有償のゲームは合計5作。そのうちの二作、「Other Age:Second Encounter」(2010年9月発売)と「Area-X」(2013年6月発売)は制作に二年以上費やした力作です。しかし、双方ともに売れ行きが芳しくなかったようで、Zeiva IncのMirage Maiden氏はTwitterやTumblerで度々そのことを嘆いていました。今回のような制作・販売方式を試すことにしたのは、二作で味わった苦い経験を踏まえてのことなのでしょう。

何はともあれ、早速ゲームに触れてみることにします。

○本編

Clena、自分を「普通の娘」だと語る

物語の幕は食器の割れる音とともに開きます。割ったのは本作の主人公、「Clena」(※1)という名の娘です。どうやら食堂かどこかで働いている様子です。店主の言うことには、これまでに「破片を全部積み上げたら山が出来てしまうほど」食器を割っているとのことです。結局、店主の堪忍袋の尾が切れてClenaはお払い箱になってしまいました。よっぽど不器用な性分のようです。

※1 清掃係、掃除夫などを意味する「Cleaner」を捩(もじ)った名前だと作者がtumblerで述べていたのを記憶しています。作者によると、掃除、整理などを意味する「Clean」の文字を入れ替えて作ったそうです。発音は不明なので、ラテン文字で表記することにします。

意気消沈した様子で街を歩くClena。本人の口ぶりから察するに、クビになったのは今回が初めてではないようです。本人曰く、自分は「どこにでもいる普通の娘」なのだとか。「普通」・・・いや、この世界でいう「普通」は私の思う「普通」とは違うかもしれないので、あまり深く考えないことにします。

Clena、チケットを買おうとする

考え事をしながら歩いているうちに、いつの間にかサーカスのテントの前に来ていたようです。テントの前では可愛らしい猿がチケットを売っています。サーカスの動物でしょうか。Clenaは興味が出てきたらしく、気分転換にとチケットを買おうとします・・・が、そこで財布を落としていたことに気がつきます。

泣く泣く入場を諦めたClenaですが、猿以外の動物も見てみたい、とテントへの裏手へと回ります。どうやら相当な動物好きのようです。ところが、そこへ慌てて走ってきた人、ではなく猫とぶつかってしまいます。ピッチリとしたベストとネクタイを着けた身なりの良い猫です。

Clena、猫にぶつかる

「可愛い--」Clenaが感嘆の声を漏らします。しかし次の瞬間、猫は少年の姿に変化してしまいました。「フルーツバスケット」を思い出す展開です。

困惑するClenaの周りに様々な生き物が集まってきました。ライオン、象、羊、兎、梟(ふくろう)、それに何故か蝸牛(かたつむり)。皆、人間の言葉を話しています。常識外れの状況にClenaは混乱します。

なんだかんだあった末に、Clenaはこの喋る動物衆の母親であり、サーカスの団長でもあるという人物に会うことになります。団長はClenaに矢継ぎ早に質問を投げかけます。

「キミ、名前は?」
「えっと、Clenaといいます」
「Clenaか、歳は?」
「16になったところです」
「それはいい。仕事はしているのか?」
「今は失業中です…」
「そうか、そうか。動物は好きか?」
「好きです! 動物は大好きです!」

質問の後、団長はClenaに一座で掃除係として働くよう命じます。

Clena、団長と対面

団長の話をまとめると概ねこういうことになります。

息子たちは特定の条件が揃うと、人間から動物に変わったり、反対に動物から人間になったりしてしまう。このことは門外不出の秘密。知ってしまったお前をこのまま放っておくわけにはいかない。だからお前には掃除係として一座に加わってもらう。それと、一年以内に息子の一人を口説き落とせ。息子と結婚すれば、お前は私の義妹、我々の親類になるのだから万事解決である・・・

やっぱり、あまり深く考えないようにしたほうが良さそうです。

話の紹介はこれくらいにして、次はシステムなどに目を向けてみることにします。

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