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誰がために宇宙戦争(Gratuitous Space Battles感想)

  • 2009-11-10 (火) 22:11
  • 雑記

とあるところでGratuitous Space Battlesという完全2Dの宇宙戦略ゲームを知り、気になったので購入して遊んでみた。
すると見た目からは全く予想できないくらい刺激あるゲームだった。
欠点がないという訳ではないのだが、それを忘れるほど面白さにすっかり魅了されてしまったので紹介を書いてみることにした。
youtube版


本作はストーリーや外交、そして内政をバッサリと切り捨て、ひたすら戦闘面を特化させている。
しかし肝心の戦闘にプレイヤーは介入できない。できるのは自分の艦隊が敵と戦う様を見守るくらいである。

ではプレイヤーの役目は何か?それは戦いの準備・・・
ユニットを設計して艦隊を作り、彼らの行動パターンを決めることだ。
そう、これは司令官気分を体験するゲームなのだ。

GSB1.jpg

ユニットの設計は基本となる船体を選び、スロットに装備を塔載していくことで行う。
これらは敵のシールドをすり抜ける小型のFighter級、Fighterの迎撃やCruiserの護衛を行うFrigate級、動く武器庫のごとく火力を装備できるCruiser級の3種類に分けられる。
級が同じであっても船体によって特性やスロットの数が違うため、この違いを活かせるように設計しなければならない。

船体を選んだら装備を積んでいくわけだ。。
塔載できる装備はエンジン、乗組員の居住区、装甲といったものからイオン砲、ミサイルなどの兵器、船を守るためのシールド、特殊な能力を付加するものなど様々だ。
色々な兵器を試して最適な組み合わせを探すのはこのゲームにおける大きな楽しみの一つだ。

当然ながら強力な装備ほど要求するエネルギーや乗組員、そして投入する際のコストを大きくするので「もっと良い装備を付けたい。それには動力炉や乗組員を増やさないと・・・」といったジレンマが生まれるのが悩ましい。

かといってあまり一つのユニットの設計にこだわりすぎてもいけない。
艦隊戦で必要なのは個々の強さではなく、全体の強さなのだ。

GBS deployment

ユニットが揃ったらいよいよ戦場へGo!
作ったユニットを準備画面の作戦図に配置していく。
ただしマップごとには決められたコストや、兵器の制限があり、それを超えて配置することはできない。
ユニットのコストはその船の装備の合計で決まるため、安いコストで設計したユニットを大量に配置するか、あるいはその逆か。よく考えなくてはならない。

配置が終わったら彼らがうまく働けるように指令を与えていこう。
与えられる指令は「この味方についていく」「味方と攻撃を合わせる」「攻撃を集中する」などというように曖昧で種類も少ないため、思ったように動かないかもしれない。
もっと複雑なルーチンを組んで自由に動かせたらいいのに。と思うこともあるが大量のユニットが登場する性質上、ここまで簡略化したのは正解かもしれない。

GBS combat

準備が整ったらいよいよ戦闘だ。ここまで来たらもう覚悟を決める。自分の作り上げた艦隊の運命を見守ろう。
負けても気にしてはいけない。敗北から誤りを見つけ、次に活かして打開してこそ面白いのだ。

でも、2Dの宇宙戦闘って3Dゲームと比べるとあっさりしてるんじゃ?と思うかもしれない。
その心配は無用。2Dであることを生かした馬鹿に派手で華やかな演出によって繰り広げられる戦闘はなんとも賑やかで、近年の3Dゲームにも劣らない見ごたえがあることを保障する。

用意されている一人プレイ用のマップも少ない。
しかしこれはあくまで練習のようなものだ。

そう、内蔵ブラウザから他のプレイヤーの艦隊データをダウンロードすることで擬似対戦が行えるのだ。
これは相手を待たず、しかもチャットでやり取りする必要もない。
つまり、初心者も対人戦嫌いも一人プレイの延長線として生きた艦隊との戦いを味わえるって訳だ。

とはいえ、基本は同じことの繰り返しのため、それが合わなければ飽きは早いだろう。

それほどたくさんの操作を行うゲームではないので苦痛というほどではなかったが、ボタンが小さかったり、設計したユニットが増えていくと探しているユニットを見つけづらくなったりと若干操作しづらいのも気になった。
(2010 11月2日追記 度重なるパッチで操作性は随分良くなった。このの問題はもう無いといいっていい。)

しかし作り上げた艦隊の戦いぶりを見て「このユニットはうまく作れたな」とか「この命令の組み合わせはダメだった」などと考えながらまた艦隊を弄り、再び戦いに挑む・・・という流れの中には不思議な充実がある。

システムは単純で荒もあるが宇宙好きの心を掴んでくるゲームだ。
私の遊んだ中では09年で一番興味を持ったゲームかもしれない。
設計や編成が好きな人、宇宙ストラテジーが好きな人、派手な宇宙戦を楽しみたいがRTSは忙しすぎるといった人にお勧めしたい。


○外部リンク
公式サイト

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