きしかわいいよきし Cute Knight Deluxe感想

Game名:Cute Knight Deluxe
開発:Hanako Games
動作OS (Windows, Macintosh, Linux.)
俺のPlay時間:20時間前後?(継続中)

ある日、ゲームを探していた私はとあるサイトに行き着いた。
名前はHanako Games。奇妙な女の子向けのアドベンチャーやRPGの製作や販売を行う英国のゲームメーカーだ。
ここのゲームを最初に目にした時、私は例えようのない違和感と好奇心を感じたことを覚えている。
しかしいざ購入に踏み切る勇気はなく、次第に興味は薄れ、Hanako Gamesは頭から離れていった。

Cute knight deluxe'stitle

ほんの一月前、Gratuitous Space Battle(GBS)を買うためにPositech Gamesサイトを閲覧していた私はとある特徴深い画像を発見した。
これは・・・Hanako GamesのCute Knight Deluxeだ!なぜここに?

そう、Positech Gamesは同じ英国のゲーム開発者としてか、Hanako Gamesのアフィリエイトも行っていたのだ。
不思議な縁を感じた私はほんの記念のつもりとGBSと一緒にこれを購入した。

本作は孤児である主人公の少女に仕事や訓練などをさせることで彼女を成長させて「夢」へと導くRPGだ。
どうやらGAINAXのプリンセスメーカーシリーズに影響を受けて作られたらしい・・・というより調べたところかなりそっくりのようだ。
だが私はそれを遊んだことがないのでこれと比較することはできない。
(西ヨーロッパや北アメリカではプリンセスメーカーシリーズの英語版が販売されたことがあるらしい。好きな人が多い。)

Cute Knight Deluxe's work

内容は毎ターン主人公の少女の行動を選び、それによってステータスを変動させてゆくというものだ。
舞台となる街には雑貨屋や図書館、宿屋、集会場、それに教会などがあり、それぞれの場所では特定の行動が実行できる。
たとえば雑貨屋では物の売買、雑務の仕事など。教会では礼拝や窓ふき・・・といった感じだ。

行動をすると疲れてしまう。疲れすぎると夢という数値が減少してしまう。
この夢が減少しすぎた場合、ゲームの進行、そしてエンディングにまで影響することがある。
体調管理は重要なのだ。

全体の感覚としてはよくある育成ゲームだ。
変わった点をあげるとすればスラム街にある迷宮に潜って怪物と戦うことができることだろうか。

そうそう、忘れていた。
主人公は色々なステータスを持っている。力、賢さ、魔法力、そして掃除力、社交力といった珍しいもの。
中でも興味深いのが盗みなどの悪行を働くと増えるSinというパラメーターだ。
Sinが高まると人々から嫌われてしまい、行動が制限されたり、時には投獄されてしまう。
そしてこのSinはDungeonにいる一部の怪物を倒すことでも増加してしまうのだ。
怪物を倒して経験値を手に入れ成長するという行為を悪としているのはちょっと面白い。

これが気がかりならば一度も戦いにかかわらずにエンディングを迎えることもできる。
(もちろん、戦わなければたどり着けない結末もあるが。)
だが強制はされない。敵と戦うという行為自体も選択肢の一つなのだ。
かわいらしい見かけ故に低年齢層が触れることを配慮してかは分からないが、この自由さは良いと思う。

3年が経過するか、特定の条件を満たすとエンディングが始まる。
ここでは一枚絵とともに彼女のその後の人生が語られるが、場合によってはかなりひどい結果になってしまうこともある。
Endingは約50種類もあるため全てを見ることは面倒だが、育成ゲームが好きな人にとってはやり応えがあるだろう。

このゲーム、何がおもしろいのかというとテンポだ。
やっていることはコマンドを選んで数値が変わる様を見るだけだが、代わりに演出の類はほとんど省略されているので何をしても愉快なほどゲームが進んでいく。
これにはゲームの止め時を見失わす効果がある。
慣れてくれば一時間程度でエンディングを迎えられるのも気楽でまた遊びたいという気持ちをくすぐる。

Cute knight deluxe's ending

ただし気をつけてほしい。絵の見た目にはかなりばらつきがある。
一枚絵などは割と良くできているが(Deluxe版で新たに書き直されたらしい)、普段は何とも言い難いものだ。
正直に告白すると最初に見たときは笑ってしまった。
(今では気に入っている)

と・・・簡単に書き連ねてみたがはっきりと言える。これは飛び抜けて素晴らしいものではない。

しかし買って良かったと思う。
慣れない英語を訳しながら進めていくという作業が私を盲目にして面白さを増大させたのかもしれない。
しかしそれでも面白い。面白いと感じたことは確かだ。
それはこのゲームの持つ内容無くしてあり得なかったことに違いない。

果たして彼女は自身の出生の真実を知ることができるのか?彼女の居場所はどこか?夢とは一体なんなのか?

ところでこのゲーム、英語圏でのギャルゲー事情になかなかの影響を与えたようだ。
このようなゲームが作られて、受け入れられる事情がどんなものなのかは分からない。
だが、それについても色々考えてみたいと思う。

○外部リンク
公式サイト
動画な壁紙生活
(Stardock関連のソフトや壁紙を紹介されているBlogですが、
Sience GirlsやDate WarpなどのHanako Gamesゲームについても分かりやすく紹介されています。興味がある人は必見です。)

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