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2014-02

翻訳の記録

○2014 09/26
ニコニコ動画にLLTQの動画を公開されている方が日本語化MODを公開なさったので、ここで紹介いたします。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm24048960

OnigiによるLLTQ翻訳作業は、打ち切りとします。協力してくださった方々、申し訳ありません。

Zeiva Inc新作: Voices from the Sea がKickstarterに

sen02

Zeiva Incが現在制作している新作ゲーム”Voices from the Sea“の開発資金の募集がKickstarterで始まりました。

Zeiva Incは2001年から活動を続けている、日本風のアニメ/ゲーム/漫画風のアドベンチャーゲームを作り続けているデベロッパーです。
メンバーはMirageさんとNitarouさんの二人だけですが、両者ともイラストを描かれる人で、ゲームのグラフィックはほぼこの二人によって描かれています。

当初Zeivaは、”Genetic Glow“や”Imaginary Realm“といったフリーゲームを中心に作っていましたが、
2010年に公開したOther Age:Second Encounter(OASE)を境に、有償ゲームの制作を試みるようになりました。

OASEは労力と時間が贅沢に注がれた力作でしたが、様々な事情により失敗しました。
しかし、続いて発表されたX-Note(2011)はまずまずの人気作となり、そのシステムやシナリオのレベルは、Train of Afterlife(2012)、Area-X(2013)を経て、徐々に高まってきました。

voices from the sea on kickstarter

そして2014年、この新作”Voices From The Sea“が姿を見せました。
ジャンルはデートシミュでもなく、ダンスゲームでもなく、乙女ゲームでもなく、”Slice of Life“。
ヒロインはターコイズ色の髪が目立つ、これまでのZeivaゲームには見られなかった幼い風情の少女。
わざわざKickstarterに登録したことも配慮すると、本作はかなりの挑戦作となるのではないかと思います。

ゲームの内容についてはまだあまり分かっていないので、ここでは、「Zeivaのことはよく分からないけど投資してみたい!」と考えている方に向けて、注意すべき点を三つ挙げておきましょう。

一つ目は、Zeivaが作ってきたゲームはすべてFlash製だったし、たぶんは今回もそうなるであろうということです。
ADVやノベルゲーム専用のエンジンを使うのに比べ、既読スキップやバックログといった機能を追加するのはやや難しいと聞くので、高水準のシステムは期待してはいけません。
最新作であるArea-Xの体験版に触れてみれば、Voices from The Seaのシステムがどんなものになるか予想できるはずです。

二つ目は、Zeivaはインディーゲームデベロッパーを名乗っているものの、決して巨大なデベロッパーではないということです。

最も肝心なのが三つ目で、これは投資を考えているのであれば決して見逃してはならない一点でしょう。
それはこのプロジェクトが成功した場合、本作はフリーウェアとして公開される予定だということです。
安く購入することを目的に投資する意味はないということです。
もちろん、投資することで得られる特典もいくつか予定されていますが、
今回のプロジェクトは、あくまでもZeiva Incに対する支援を前提として考えたほうがいいでしょう。

最後に、私がこのような説明を書いた理由について少し述べておきます。
今日、KickStarterというと「○○○○が*****ドル集めた!」というようなセンセーショナルな見出しと共に語られることがしばしばあります。

私はその様子を見ていて、「もしかするとKickstarterのゲームプロジェクトに対して大きすぎる希望を抱いてしまう人がいるのではないか」と不安になりました。
それで、このプロジェクトのことを宣伝するにしても、Zeivaとはなにか、投資するならなにを考慮したほうがいいのか、という説明を添えなければならないなと考えたのです。

この記事が皆様にとって参考になれば幸いに思います。
投資という性質上、この記事はできるだけ公平に、また控えめに書きましたが、本当は舞い上がるほどに楽しみなのです。


○外部リンク
Voices from the sea Kickstarterページ


ところで、次の画像を見てください。

voices from the sea maris

うん、これは今すぐ投資するしかないですね。

Ren’Py 10周年

Ren’Py誕生10周年おめでとう!
現世をさまよう、全コミュニティの未来が輝かしいものでありますように!

10年前の2004年の2月6日(米国時間で5日)、Lemma Softのフォーラムで、あるADVエンジンのテスト版がリリースされた。
そのエンジン、Ren’Pyは以来アップデートを重ね続け、今日では英語圏で最も知られたADVエンジンとなった。
かたわ少女も、Bionic Heartも、Fading Heartsも、Date Warpも、Analogueも、Ren’Pyエンジンを使用したゲームであった。

このエンジンがコミュニティにおいてどんな役割を担ったか、それは私には分からない。
ただ、私がRen’Pyの存在を知ってから今日までの4年間、このエンジンの名を見かけなかった日は400日もなかったということは断言できる。

Ren’Pyの10歳の誕生日!と言ったものの、実のところ、国内におけるRen’Pyの知名度はそれほど高くない。
そもそも英語圏のADVやVLの存在すら、いくつかの数タイトルを除けば、ほぼ周知されていないのが現状だ。
そこで今日は、英語圏の日本風ADV/VLゲームの情報を得る方法を紹介してみることにした!

さて、英語圏の日本風のADV/VLのコミュニティは非常に小さい。
著名な情報サイトだけを見ていても、捕らえることができるのは有名なタイトルばかりで、それもやや鮮度が落ちていることが多い。
より素早く、目新しい情報を掴みたいのであれば、もっとピンポイントにダイブしなくてはならない。

Lemma Soft Forum
2003年、ここは当初、日本風ADV/VN(以下、単にADVと表記)制作者、Scott Kingさんのゲーム公開サイトだった。
サイトで公開されていたのは”Tales of Lemma“という短編ADV一作だけだったが、サイトに併設されていたフォーラムにはADV愛好者たちが集い始め、2008年頃には英語圏最大級のADVのコミュニティサイトとしての地位を確立した。
(なお、Scottさんは後に“Shoujo Attack!“という作品もリリースしており、現在もこのフォーラムで活動を続けられている。)

このフォーラムでは日々、開発者らは、完成したゲームの発表をしたり、互いに意見交換をしたり、制作メンバーを募集したりし、ユーザーらはプレイしたゲームの感想を書いたり、新作の情報を教えあったりしている。
インディーゲームコミュニティにおけるTIG Sourceのようなものだと考えてもらえばいい。

これ以上、情報集めに適したサイトがあるだろうか!
ここを観察していれば、英語圏のADVの50~60%はカバーできるといっていいだろう。
だが、問題もある。この巨大なフォーラムを読み続けるのはとても大変なのだ。
そうでなくても、生の情報を消化するのは難しい。ちょっとは火の通した情報も読まなければ、頭を下してしまう。

Ren’Py Games List
ここはRen’Pyのオフィシャルサイト内にある、Ren’Py製フリーゲームをまとめたページである。
更新頻度は高くないが、数年以上前に公開されたゲームの情報も集められるので、一見する価値はある。
すぐに分かるように、習作、傑作、二次創作、パクリ、糞ゲー、ネタゲーが入り混じった玉石混合のリストだ。
注意深く探索しなければ、たちまち神経のヒューズが飛び、正気を失ってしまう。

Indiedb.com
みんなが愛するModDBの分身だが、ここでプロジェクトを発表しているADV開発者も少なからずいる。
もちろん、ここはADVだけを扱っているサイトではない。
Ren’Pyで制作されたゲームなら”Ren’Py”タグで検索するだけでいいが、あらゆるゲームがRen’Pyで作られているわけではない。
他のゲーム情報は様々な検索ワードを打ちこんで牽引しなくてはいけない。

DeviantART
英語圏に君臨するていこ…いや、創作コミュニティサイトで、多くのイラストレイターが参加している。
多くのイラストレイターがいるということは…、そう、イラストレイターが関わっているゲームの情報も流れているということである!
欠点としては、ゲームに関わる情報の割合は、サイト全体を地球だとすれば、地中海ほどもないので、効率は非常に悪いという点である。
あちこちに佇む美しい/かわいいイラストに魅了され、本来を目的地を見失って座礁してしまう危険性もある。

○その他色々
個々のゲームのフォーラム、ブログ、Twitter、Facebookなど、こういった場所にも情報は眠っている。
ただ、とにかくノイズが多いので、狙った情報だけを抽出するのは難しい。
最悪の場合、情報の渦巻きに飲み込まれてしまい、二度と戻ってこられなくなってしまう。

以上である。
なんにせよ、情報集めもがいいが、それに没頭しすぎてはいけない!
(私の自省である。私は何度も道に迷い、数え切れない時間を無駄にしてしまった!)
大事なのはゲームをプレイして楽しむことだ!

改めて、おめでとう!

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