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2015-06

パスディフェンダーの戦いはまだ終わらない Immortal Defense v1.2 2015年9/1リリース!

以下はSteamの販売ページに投稿したレビューです。レビューというよりは単なる紹介文ですが、なかなか分かりやすく書けたのでブログにも掲載することにしました。

異星人の侵略から妻と娘を守るため、ある男が不老不死の戦士「パスディフェンダー」になりました。男は神にも等しい力を手にした代わりに肉体を失い、普通の人間には見ることも触れることもできない幽霊のような存在になってしまいます。もう元の姿に戻ることはできません。しかし、男は故郷と家族を救いたい一心で、同じパスディフェンダーの仲間と一緒に押し寄せてくる軍勢を相手に戦います。

戦いが始まってから十数年後、妻と娘は死に、男に残った家族は娘の忘れ形見である孫娘だけになっていました。一方、男の仲間であるパスディフェンダーは、終わりのない防衛戦を続けることに絶望して正気を失ってしまいました。男は孫娘の暮らす故郷をたった独りで守り続けなくてはならなくなってしまいます。

それから数百年が過ぎました。倒すべき敵はすでにいなくなっていましたが、男はまだ戦いを止めていませんでした。人間に戻ることも死ぬことも叶わないのに、破壊のための力だけは掃いて捨てるほどありました。男はもう、意味があろうが無かろうが、戦うことしかできなくなっていたのです――

なぜ人は無駄だと分かっていることを続けてしまうのか、永遠に同じことを続けなくてはならないとしたらどうなってしまうのか、「全て(家族も、故郷も、文字通り全てです)を捨ててでも守りたいと思えるようなものはあるのだろうか」といった疑問を、守ることしかできない、戦いは負けるまで終わらないという古典的タワーディフェンスゲームの基本ルールと絡めて掘り下げた唯一無二の怪作です。

(補足:筆者は日本語版の訳者でもありますが、対価は一切貰っていません。「おすすめ」としたのは率直に良いゲームだと思っているからです。日本語版の出来については後悔もありますが・・・最低限日本語として読める出来にはなっていると思います。

以上です。本作はストーリーが素晴らしいゲームなのですが、従来のレビューは主にゲームシステムを解説し、ストーリーについては簡単な記述だけに留めているものが多かったので(※)、本文ではその穴を補うためにストーリーだけを扱いました。本文は全六章中、第四章までを解説しています。残り二章は実際にプレイしてのお楽しみ……ということです。

※:例外として、Carl Muckenhouptという方が自身のブログに掲載しているレビューは、結末や構成はもちろん、作者の意図や問題点に至るまでゲームのストーリーを一通り分析しています。

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