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2016-06

Sins of a Solar Empire: Rebellionに新しいDLCが

遅ればせながら、StardockがSins of a Solar Empire: Rebellionの新しいDLCを発売したということを知りました。題名は「Outlaw Sectors」。意味は「少数勢力が横行闊歩する無法星域」、といった感じでしょうか。

私は購入はしたものの、具体的な内容はまだ確認していません。公式サイトの説明文には、主に海賊や中立陣営などの非プレイヤー勢力に関係する部分に新しい要素を追加したことが書いてあります。目当たらしい変化はなさそうなので、「Sins大好き! 別の銀河へでも追いかけて行きます!」という人以外は購入する必要が無さそうです。

今更DLCが出ても、皆もうSinsのことは忘れているのではないか、と心配しましたが、Sinsがきっかけで知り合ったSteamフレンドは概ね購入しているようだったので安心しました。ただ、「できることなら新作を」と思ってしまうのは私だけではないと思います。このDLCがSins 2のための布石であるといいのですが。でも、よくよく考えれば前のDLCの「Stellar Phenomena」の発売時も同じことを考えたような記憶が・・・

○翻訳パッチについて
新しいDLCが出たためか、それとも毎年恒例のSteamの夏のセールが始まったためか、Sinsの翻訳パッチを添付している記事へのアクセス数が急増しています。その記事にも書いてあるように、この翻訳パッチの出来は贔屓目に見ても良質ではありません。このままにしておくのも心苦しいので、近いうちに翻訳をやり直そうと思います。かなり文章量があるので一朝一夕には終わらなさそうですが。

Carciphonaの訳

07/22日追記
本日、完成したファイルを作者に送りました。
いくつか訳語を変更したので、これからその説明を書きます。

メールの記録によると、「 Carciphonaカルシフォナ(※)」の第三巻の翻訳データを作者Shilinさんに送ったのは去年の五月十三日、第四巻の翻訳を始めたのはその直後だったはずです。ということは、もう一年と一ヶ月、第四巻の翻訳をしていることになります。

※長い間「カルシフォーナ」と音写してしましたが、最近になって「カルシフォナ」または「カルシフォンナ」と表記するべきだったということが判明しました。誤記を続けてしまい、申し訳ありませんでした。

こんなに時間がかかっているのは、第四巻の翻訳がこれまでの巻に比べて遥かに難しいからです。「文章が難解だった」というのが理由の一つですが、最大の難関となっているのは吹き出しの狭さです。

漫画を翻訳する際は、とにかく吹き出しに納まるような訳文を作らなくてはなりません。どんなに優れた文も、吹き出しからはみ出してしまうようでは、漫画の訳としては使えないからです。理想的なのは、短くて、それでいて原文の意味をできるだけ損なわない文章です。しかし・・・「短くて、それでいて原文の意味をできるだけ損なわない」。実は、この条件を同時に満たすのは不可能です。異言語で書いてある文章の含意を余すことなく掬い上げようとすると、どうしても文章は長くなるからです。

「Carciphona」の吹き出しは、英語圏の他の漫画と比べても特に小さめなので、第一巻から第三巻までの翻訳でもかなり難儀しました。どうしても吹き出しに納めることができず、泣く泣く文章を削ることにしたのは一度や二度ではありません。しかし、第四巻の翻訳を始めて早々、それまでと比べて更に吹き出しが小さくなっていることに驚き、どうやっても訳文が思いつきそうになく、途方に暮れてしまいました。

「どうすれば吹き出しに入るだろうか。どこをどう削ればいいんだろうか・・・」
ふと気が付くと、一年が過ぎていました。

妥協に妥協を重ね、ようやく第四巻の翻訳とファイル作成が粗方完成したのは今月になってからです。意味が原文から乖離してしまっている箇所もあり、能力不足で十分に訳し切れなかった箇所もあります。しかし、今の自分に出来ることば全てやりました。

訳は七月の半ばまでには作者に送る予定です。それが終わったら、削った部分補うための注釈をブログに書く予定です。

ところで・・・久しぶりに第一巻から第三巻までを読み返して、自分の訳の酷さに絶句しました。第四巻の訳が済んだら、第五巻に着手する前に、第一巻から第三巻の訳をやり直す予定です。修正作業と平行してこのブログに正誤表や注釈を掲載する予定なので、既に第一巻から第三巻をお読みになった方はどうかしばらくの間お待ちください。

ブログのレイアウトについて

ブログの見た目を変えてみたくなって、数日ほど前から良いWordPress用テーマが無いか探して回っています。色々試している最中なので、しばらくの間は突然ブログの外見が変わったり、元に戻ったりするかもしれません。

Zeiva Inc、Anicon (Animal Complex)の体験版を公開(その2)

○基本

本作はこれまでのZeiva作品と同じくFlashゲームです。解像度は「Voices from the Sea」から変わらず1000×750。Zeivaウェブサイトの記述によれば、現在開発しているという「Dragon Essence」(※)や「Train of Pastlife」も1000×750らしいので、今後しばらく新作はこの解像度で作っていくようです。見た目は良くなりましたが、動作は若干重くなっているので、古いパソコンやタブレットを使っている人は注意する必要があります。

※現在ダウンロードできる体験版はOASEやX-noteなどと同じ800×600です。

ゲームシステムは一般的なADVと概ね同じです。文章を読み進め、時折出てくる選択肢を選ぶ。基本はこれだけです。ミニゲームの存在はDemo版では確認できませんでした。

音楽と効果音はそれぞれオンオフを切り替えることができますが、音量は調整できません。キャラクターの音声はありません。

謂わゆるバックログのようなものはありません。読み進めた文章は上方向キー(↑)を押せば巻き戻すことができますが、巻き戻せる範囲はそれほど大きくないので(数個程度)、うっかり画面を二回クリックして文章を一つ読み飛ばしてしまった、というような状況以外ではあまり使い道はありません。

○見た目はかなり立派に
「随分見た目が華やかになったなあ」というのが起動して真っ先に抱いた印象です。舞台がサーカスであるという点を意識してのことでしょうか、外見が比較的質素だった前作や前々作に比べて、ボタン類も、背景も、ゲーム画面の外枠も、明るく豪華な作りになっているのです。また、まだDemo版なので数を比較することはできませんが、キャラクターの立ち絵の種類(差分)もかなり増えていて、一枚絵の挿入頻度も高くなっているように思います。

完成は今月中とのことなので、楽しみに待とうと思います。

Zeiva Inc、Anicon (Animal Complex)の体験版を公開(その1)

Animal Complex ウェブサイトトップページ

Zeiva Incが新作ゲーム「Animal Complex」、略称「Anicon」のDemo(体験版)を公開しました。2014年の6月の「Voices From The Sea」の公開以来、既存のゲームのアップデートはあったものの、新作は途絶えていたので、やっと来た!という感じがします。

「Anicon」は今までのZeivaゲームとは違い、登場するキャラクターのシナリオ(謂わゆる個別ルート)を個別に制作し、それぞれ単体として販売していく予定だそうです。今回出たのはその第一弾「- Cat’s Path -」。とりあえず第三弾まで作ることは既に決まっているようですが、最終的に第何弾まで作るか、つまり、何人分の個別ルートを作るかは売り上げを見て判断するとのことです。

これまでにZeiva Incが完成させた有償のゲームは合計5作。そのうちの二作、「Other Age:Second Encounter」(2010年9月発売)と「Area-X」(2013年6月発売)は制作に二年以上費やした力作です。しかし、双方ともに売れ行きが芳しくなかったようで、Zeiva IncのMirage Maiden氏はTwitterやTumblerで度々そのことを嘆いていました。今回のような制作・販売方式を試すことにしたのは、二作で味わった苦い経験を踏まえてのことなのでしょう。

何はともあれ、早速ゲームに触れてみることにします。

○本編

Clena、自分を「普通の娘」だと語る

物語の幕は食器の割れる音とともに開きます。割ったのは本作の主人公、「Clena」(※1)という名の娘です。どうやら食堂かどこかで働いている様子です。店主の言うことには、これまでに「破片を全部積み上げたら山が出来てしまうほど」食器を割っているとのことです。結局、店主の堪忍袋の尾が切れてClenaはお払い箱になってしまいました。よっぽど不器用な性分のようです。

※1 清掃係、掃除夫などを意味する「Cleaner」を捩(もじ)った名前だと作者がtumblerで述べていたのを記憶しています。作者によると、掃除、整理などを意味する「Clean」の文字を入れ替えて作ったそうです。発音は不明なので、ラテン文字で表記することにします。

意気消沈した様子で街を歩くClena。本人の口ぶりから察するに、クビになったのは今回が初めてではないようです。本人曰く、自分は「どこにでもいる普通の娘」なのだとか。「普通」・・・いや、この世界でいう「普通」は私の思う「普通」とは違うかもしれないので、あまり深く考えないことにします。

Clena、チケットを買おうとする

考え事をしながら歩いているうちに、いつの間にかサーカスのテントの前に来ていたようです。テントの前では可愛らしい猿がチケットを売っています。サーカスの動物でしょうか。Clenaは興味が出てきたらしく、気分転換にとチケットを買おうとします・・・が、そこで財布を落としていたことに気がつきます。

泣く泣く入場を諦めたClenaですが、猿以外の動物も見てみたい、とテントへの裏手へと回ります。どうやら相当な動物好きのようです。ところが、そこへ慌てて走ってきた人、ではなく猫とぶつかってしまいます。ピッチリとしたベストとネクタイを着けた身なりの良い猫です。

Clena、猫にぶつかる

「可愛い--」Clenaが感嘆の声を漏らします。しかし次の瞬間、猫は少年の姿に変化してしまいました。「フルーツバスケット」を思い出す展開です。

困惑するClenaの周りに様々な生き物が集まってきました。ライオン、象、羊、兎、梟(ふくろう)、それに何故か蝸牛(かたつむり)。皆、人間の言葉を話しています。常識外れの状況にClenaは混乱します。

なんだかんだあった末に、Clenaはこの喋る動物衆の母親であり、サーカスの団長でもあるという人物に会うことになります。団長はClenaに矢継ぎ早に質問を投げかけます。

「キミ、名前は?」
「えっと、Clenaといいます」
「Clenaか、歳は?」
「16になったところです」
「それはいい。仕事はしているのか?」
「今は失業中です…」
「そうか、そうか。動物は好きか?」
「好きです! 動物は大好きです!」

質問の後、団長はClenaに一座で掃除係として働くよう命じます。

Clena、団長と対面

団長の話をまとめると概ねこういうことになります。

息子たちは特定の条件が揃うと、人間から動物に変わったり、反対に動物から人間になったりしてしまう。このことは門外不出の秘密。知ってしまったお前をこのまま放っておくわけにはいかない。だからお前には掃除係として一座に加わってもらう。それと、一年以内に息子の一人を口説き落とせ。息子と結婚すれば、お前は私の義妹、我々の親類になるのだから万事解決である・・・

やっぱり、あまり深く考えないようにしたほうが良さそうです。

話の紹介はこれくらいにして、次はシステムなどに目を向けてみることにします。

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